【富士商工会議所様:豪華客船で行く東南アジアクルーズ7日間】

マリーナ・オブ・ザ・シー

マリーナ・オブ・ザ・シー


11月15日より7日間、『富士商工会議所様 東南アジアクルーズ』に添乗させていただきました。

実は私、大学卒業後は船会社に就職し客船に乗務しておりました。今回はそんな経歴を買われて社長と二人での添乗..内心どきどきです。久しぶりの客船、それも超大型外国客船ですから、私も出発前からお客様同様にうきうき楽しみにしておりました。

空路シンガポールに渡り、翌日から同船「マリナー・オブ・ザ・シー」に乗船して4泊5日のクルーズ、帰港後にはシンガポール観光と、そして大人気のホテル、「マリーナ・ベイ・サンズ」に宿泊するという、盛りだくさんの行程です。

みなさまとはすでに事前の説明会でお顔合わせずみ、会議所の専務理事様とスタッフ様にもご同行いただき、貸切バスで羽田空港へとむかいます。

常夏のシンガポールに到着。チャンギ国際空港周辺もマリーナ地区も開発が猛スピードで進んでいます。南側の海岸線はすべて埋立地。私もひさしぶりのシンガポールの変貌振りには驚きました。まずはこれからの旅の無事を祈ってご用意させていただい広東料理レストラン・個室で夕食をお召し上がりいただき、ホテルにチェックイン。翌日からのクルーズに備えましょう。

2日目・・シンガポール市内観光に出発。事前に現地からの情報で、メンテナンスのため見ることができないと言われていたマーライオンでしたが、土台以外はしっかり見ることができてひと安心。なにしろシンガポールのシンボルですから・・マーライオンと記念撮影する人や、マリーナ地区をバックに記念撮影をする人でたいへんな賑わいです。マーライオンが見つめる先にあるマリーナ地区でひときわ目立っているのは、船を模した最上階でつながる3つのタワービル。最終日に宿泊するホテル、マリーナ・ベイ・サンズです。続いて訪れた巨大植物園「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」はとにかく広い!太陽光発電をしているという植物で覆われた鉄でできているという数本の巨大な樹木が目を惹きます。「シンガポールは全部輸入。水も、食べ物も、植物園の植物も土も輸入。空気以外は全部輸入」と話すのは、現地のベテランガイドさん。

マーライオンとマリーナベイサンズ

マーライオンとマリーナベイサンズ

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植物園・空中通路

植物園・空中通路

いやあ、ここでは、南国の名物・大スコールにみまわれまして、途中バスへ戻る方の案内をしていた私と社長グループはばらばらになってしまい、私はすっかりずぶぬれ・・港につく頃にはやっと乾いてきました。

乗船手続きカウンターへ

乗船手続きカウンターへ


船の出港は夕方なのですが、なにしろこの客船、本日は3500名が乗船とのことですので、はやめに乗船手続きをして、船の中で昼食をいただくことにしています。乗船手続きや出国手続きを経ていよいよ乗船。メインダイニングでの昼食は、あまりの大きさに客船慣れしている私も船の中にいる実感がわきません。

食後は船室にはまだ入れる時間ではないので、ご希望のお客様をご案内しながら船内散策です。
ジャンボジェット4機分を縦にならべた大きさといったら想像つきますか?船客用のスペースだけで14階!社長は以前にも乗船している船とあって、すたすたとお客様をご案内していくのですが、のんびり途中で見学されるお客様をなにげにせかしつつ大変なんですよ。しんがりは・・。とにかく大きい、見学するだけで迷子になりそうとはお客様の声。
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船内の120mプロムナード

船内の120mプロムナード

操舵室を覗いてます。

操舵室を覗いてます。

プールをみおろして

プールをみおろして

雨上がりの甲板・バスケット

雨上がりの甲板・バスケット

船内の店舗なんです。

船内の店舗なんです。


船内見学を一通り終えて、船会社の日本人コーデイネーターによる説明会です。最近増えてきたとはいえ、日本人のクルーズ人口はまだまだです。外国客船でも日本人の顧客獲得の為に、日本発のクルーズの企画や日本人コーデイネーターを乗船させている会社も増えてきたようです。個人の参加のお客様には強い味方ですし、私たち添乗員にとっても細かな相談ができますから心強い存在です。今回は私たちのほかに、もう1団体、あとは個人のお客様のようです。さて、説明会の終了後はそろそろお部屋の準備もできたようです。

こんなタオルの子が、お部屋でお迎え

こんなタオルの子が、お部屋でお迎え

ひとまず、お部屋でお休み頂いたあとは、ボートドリル(法定の避難訓練)です。全員が甲板に出て、船員が乗船客全員参加しているかを確認します。自分が乗る非常用のボートも確認。

やっと船が出港します。日本の客船のような郷愁を誘うドラの音も、紙テープもなく、動き出していることにさえ気付かない人もいます。さあ、船旅のスタートです。

お客さまは夕食までの時間、お部屋でのんびりとすごされたり、カフェでお茶やケーキを頂いたり船内のパレード見学に興じたり、楽しんでいただいているようです。船にのったらあとは楽でしょう添乗員は・・といわれるのですが、実は船旅いろいろ雑務があるんです。それはまた別の機会に・・

船内パレード

船内パレード

あっとゆうまに、もう夕食の時間です。メインレストランでの初めての夕食、メインのお料理はいくつオーダーしてもいいのです。わいわいとたのしく食事をすませ、その後はみなさまどこへやら・・

3日目・・マレーシアのポートクランに着岸。朝一番で朝食をすませて、バスでクアラルンプールの市内観光に出かけます。富士商工会議所様だけのチャーターバスをご用意し観光もオリジナルです。
王宮や戦勝記念碑、国立モスクなどを巡りますが、とにかく道が大渋滞。渋滞と照りつける日差しには少々参りました。マレーシアってこんなに都会だったかなあとまるでうらしま太郎です。懐かしいセントラルマーケットではマレーの洋服や小物が沢山あって変わらぬ姿にほっとしました。今夜食事の時に着ましょうよという掛け声の元、みなさま様々な掘り出し物を見つけられたようです。

王宮

王宮

国立モスク・イスラム教徒以外は入れません。

国立モスク・イスラム教徒以外は入れません。

マレーの滞在時間は短く、昼食後は船に急いで戻ります。ところが帰りも大渋滞。ヒヤヒヤしながらも何とか時間内に帰船できました。こんなにどきどきしながら戻ったのに船は1時間ほど遅れて出港。もっとゆっくりすればよかった。

さあ、船まで走って~。

さあ、船まで走って~。

 

今日の夜のドレスコードはフォーマル。なんとこの船世界で唯一スケートリンクをもっています。今夜はそのアイスショーを見学する時間の都合上、スケートリンク前にはフォーマルをまとったわがお客様がたがずらりと並んでお待ちです。いやあ素敵。セントラルマーケットで買ったドレスや民族衣装を見事に着こなしておいでです。また間近でみるショーの迫力、早くから待ったかいあって最前列に陣どったみなさん。すっかり魅了されました。

まおちゃんはいないけど・・

まおちゃんはいないけど・・

 

終了後はダイニングへむかいます。オシャレをしている人々と対照的に、ドレスコードなど気にもせず、全くの普段着という人も見受けられたのは驚きでした。客船という同じ空間で多くの人が何日も生活を共有するのですから、みんなで「雰囲気作り」をして変化を味わうのも楽しみのひとつ。それが「フォーマルの日」だと思うのですが・・。「タイタニック」とまでは言わないけれど、皆様が思い描くような「客船のフォーマルの日」とはだいぶ違いました。

フォーマルドレスで、船長主催のウエルカムパーテイー

フォーマルドレスで、船長主催のウエルカムパーテイー

通常ドレスコードに合わないと入室をことわるのですけれど、アジアの国民性でよしとしてるのかとちょっと寂しく思いましたが、わがグループはすてきな紳士・淑女に変身したみなさまでさらに夕食は盛り上がったのでした。

4日目・・タイ湾に停泊。ここから目の前に見えるプーケット島までは、水深が浅いため、テンダーボート(通船)に乗って渡ります。桟橋の周りに群れ集まる客引き?の間を通り抜け、バトンビーチを離れ島内観光に出発しました。オールドタウンを散策し、静かなビーチで海を眺めながらタイ料理の昼食。

オールドタウン

オールドタウン

昼食はこのビーチで

昼食はこのビーチで


その後、野生のバナナやパパイヤが生い茂る道を抜け、アイランドサファリへ。牛車に乗ったあとは、象のショー、ムエタイショー、モンキーショーを観覧して頂きました。メインイベントの象の背中に乗って園内を回るエレファントサファリは、なぜか今回の旅では肝心のときにスコールにあう前例に倣って、なんと途中で大雨(笑)もちろん象は慌てることなどなく、象使いは傘をさし、その後客にも傘を渡し、象使いの傘から落ちる水滴はお客さんの足元をずぶ濡れにしながらのんびりとゴール地点へ。まったくのんびりとしたものです。
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カシューナッツ工場を見学して、お土産を手に出発地点の桟橋へ。海岸沿いに走るバスの車窓からは、海に沈んでいく美しい夕陽、そして沖には夕陽を浴びてぽつんと浮かぶ客船マリナー・オブ・ザ・シーの姿がとても美しく、ながめていると仕事を忘れそうでした。笑。さて船にもどって夕食です。

3000名あまりがいっせいに帰船

3000名あまりがいっせいに帰船

沖に停泊

沖に停泊

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5日目・・終日航海日、まる一日船の上でお楽しみ頂く日です。皆様船での生活に慣れてきたようですね。プロムナードでお店を覗く人、バーやカフェでくつろぐ人、カジノで楽しむ人、プールサイドでスクリーンを眺める人、音楽やショーを楽しむ人、それぞれに良い時間を過ごしていらっしゃるようです。ちなみに船の中には映画館やロッククライミング、スポーツジムやエステもあります。
そんな中、私たちはお仕事お仕事。そろそろダイニングの食事にあきていらしたようですし、最後の夜ですから、食事場所変えようかとわがボスの一言。商工会議所さまにご相談し、最上階のレストランへ予約変更。

実はそろそろ日本食をお出ししたいのですが、あいにくこの船に設備がないことが事前にわかっていたので、ボスはなんと日本からそうめんを持参。お客様にお届けしようとの言葉に私は大奔走です。
夕食予約を盾にとり、イタリアンレストランへ交渉してそうめんを茹で、食器はブッフェレストランから借り出し、チップを片手に拝み倒して、なんとかセッテイング。ボスと一緒にお部屋周りをさせていただき、食事の前ですがひとくちそうめんを・・とお届けするとみなさんよろこんでくださいました。本当にそうめんできちゃった。初めてボスにほめられたかも(笑)

夕食はワインで乾杯して、ゆっくりとイタリアンのコースを皆様におたのしみいただき、船での最後のよるはまだまだつづきます。 

メインダイニングでウエイターさんたちのパレード

メインダイニングでウエイターさんたちのパレード

6日目・・シンガポールに帰港、そして再入国。シンガポールのガイドさんの顔を見て思わず懐かしく「お帰りなさい」「ただいま」などという声まで聞こえていました。
歴史を感じるグッドウッドパーク・ホテルで飲茶の昼食の他、インド人街やカトン地区に足を伸ばしての観光やお買い物の後、いよいよマリーナ・ベイ・サンズにチェックイン致します。

インド人街

インド人街

ショッピングアーケードにはゴンドラが・・

ショッピングアーケードにはゴンドラが・・


とにかく広い!3つのタワーは1階の吹き抜けのロビーを共有し客室数はなんと2561室。そして目の前には、これまた巨大なショッピングモールとカジノ。全て歩いて見てまわるのは容易ではありません。ホテルの3棟の高層ビルの最上階、57階に鎮座している船に見える部分には、展望台やプール、バー、レストランがあり、特に「インフィニティ」と名づけられたのプールは、世界一高いところにある屋外プールです。スマップの携帯電話のコマーシャルに登場し、一躍有名になりました。宿泊者専用プールですが、一時はあまりに見学者がおおいので入場制限までされていたようです。

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ツアー最後の夕食は、1階にある人気のブッフェレストラン「ライズ」で。品数の多さも有名で、一般の予約もとりにくいレストランです。食後はショッピングモールでお買い物をする人、カジノで楽しむ人、マリーナ地区を照らす音と光の「レーザーショー」を見に行く人と、それぞれ最後の夜を楽しんでいただけたようです。
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7日目・・いよいよ旅が終わりに近づいてきました。早朝チェックアウトのため、ホテルでボリュームたっぷり(クロワッサン、ペストリーなどパン3個、りんご1個、ヨーグルト、オレンジジュース。多過ぎ!)のボックス(お弁当)を用意して頂きチャンギ国際空港へ。出国手続きを終え、食事や最後のお買い物を楽しんでいただき空路日本へ。お帰りは成田空港着、少々長いドライブ、皆様お疲れさまでした。

ラッフルズ

ラッフルズ

ご参加の皆様には、今回の旅を通じて、私の大好きな船旅を身近に感じていただけたら嬉しく思います。さまざまな客船があり、客層、航路、目的地、航海日数等々によって雰囲気も内容も本当に様々です。

また是非、違うタイプの船旅にお出かけいただきたいと思います。ご参加のみなさま、ご用命いただきました富士商工会議所様この度は誠にありがとうございました。

プーケットの夕景

プーケットの夕景