東北応援団ツアーご参加者の紀行文 3

東北応援団ツアーご参加者の紀行文 3

画像 2012年7月13日~15日
東北応援団ツアー。

ご参加いただいたお客様 K・M様から、今回の東北応援団ツアーの紀行文(=ご報告)をご自身のブログにてご紹介されておりましたので、早速、ご本人の承諾を得て、ブログと同じ内容を弊社ブログでもご紹介させていただきます。 第1段に続き・・第3段!ファイナルのご報告です。

K・M様/ためいきおじさん風鈴日記より~~~~~~~
**** 7月15日(日) *****  観光編
被災松再生プロジェクト・「高田松原名松 一本松」~陸前高田の流出した松原を再生利用して作られたストラップ(1000円也)

朝、5時過ぎ、目が覚める・・・・ と、強い雨音が。 周囲の山が霧に包まれ、大粒の雨が窓を叩く。 「ああ、雨だ!!なんてこった。今日は中尊寺だぞ」 隣に寝ていたはずのK氏の姿が見えない・・・・”イビキで迷惑かけたかな?” 熱めの朝湯でめを覚まし・・・バイキングの朝食を済ませ・・・ 強く降りしきる雨のなか、9:30 ホテルを出る。
世界文化遺産の”平泉”散策が、今回のツアー後半の目玉。 天候が気になるが、車窓には大粒の雨があたり続ける。 東北自動車道を走るうちに、暗い空が次第に明るくなるような期待感も。しかし、平泉前沢ICで降りるときには、まだ小雨が降り続く。 平泉・世界遺産は「中尊寺」「毛越(もうつう)寺」「金鶏山「観自在王院跡」「無量光院跡」の5箇所。 今回は、特別史跡・特別名勝「毛越寺」、特別史跡「中尊寺」の見学だ。 中尊寺の駐車場は、既に満車。多くの観光客が詰めかけている。
10:20 毛越寺 の駐車場に着。バスを降りる・・・・雨が、止んでいる。  念のために、傘をもって 参拝。   

平成23年「平泉ー仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」    
雨に濡れた世界遺産・・・池と周囲の緑が素晴らしい
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**芭蕉の句碑 「夏草や 兵どもが 夢のあと」 元録2年5月13日:源義経を詠む**
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屋根が苔むす”常行堂”
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                                    大泉ヶ池・・・海を表す。汀には、荒磯や洲浜など海浜が表現。
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+++洲浜・・・海岸の砂洲を表現。入江を形作る
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<荒磯を表現:飛島を表す池中立石が>

11:15に見学を終えて バスに戻るころ、また雨が降り出す。お寺の前の東北支援の野外販売所で”三陸わかめ”と幅広、サラダでも食べられる”昆布1キロ”を買う11:30 すぐ近く中中尊寺の駐車場についたときは、土砂降りの雨が・ 「これじゃあ、中尊寺参拝は大変だな。」と空を仰ぐ。  「12時からガイドさんをお願いしていますので、まだ時間があります。時間までお土産センターで時間をつぶしていただきます。帰りにはお土産屋さんは寄りませんのでよろしくお願いします」とY添乗員。外は相変わらず、夕立のような雨つぶが・・地面を叩いている。
12時前、バスに戻り ガイドのいる場所まで移動動する。 中尊寺の参道入口は、多くの観光客が・・・・バスは、一般車は通ることのできない観光バス、タクシー専用道を通り、中尊寺金色堂に近い山の中腹まで移動する。(参道を歩くと、30分以上かかります)ガイドの待つ案内所でバスを降りる。 傘を片手に ガイドさんの後について歩き出すと・・・・なんと、なんと 雨が そして  木立からの水滴はおちてくるものの、 金色堂まで来ると  雨は  止んだ!!「やったね!!」 また、奇跡は起きたよ。

*** 中尊寺・・天台宗東北大本山。33万坪の敷地に、40あまりの寺塔と300以上の僧坊が点在。

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*古代ハスは、ここで発見され・・そして育てている*金色堂裏手

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金色堂がこの建物の中に*(案内の旗をもって歩く観光協会の公式ガイドおばさん

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ここにも、芭蕉の句碑が・・・

 

 

 

 

 

 

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経蔵

 

 

 

 

 

 

<中尊寺・本堂>

 

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杉木立の参道。秋のもみじも見事らしい。画像

 

 

 

 

 

 

 

13:00 ガイドさん案内の1時間がおわり、参道を下って正面に到着。やはり、専門ガイドから聞かされる物語は、ただ施設を見るよりは、知識欲を満足させてくれるものだ。

西の京の都に次ぐ、東の都だった ”平泉”
平安後期、奥州藤原氏初代清衛、そして2代、3代、と約100年にわたって築いた文化。
東北のこの地に歴史が残っている。  ゆっくりと時間をとって楽しむのもいいのでは・・と。

街道沿いの食堂で(かなりの混雑)で昼食を済ませ・・・なぜか、このへんでは味噌汁や吸い物のかわりにおそばが出るのです。 昼定食にご飯とおそばを・・・結構量が多いですよ
最後の、観光地 ”厳美渓”へ。またまた、雨が降り始めた。近くには、猊鼻溪もあり、紛らわしい。 同行の女性メンバーが「たしかに行ったことがあったような?舟に乗りましたよ」 「それは、多分猊鼻溪ですね」とY添乗員・

14:00 厳美渓に・・・雨は降っていない! 独特の地形。雨量も多い。 そして、ザルかごケーブルで団子を商う名物店が・・・
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14:25 厳美渓を出発。近くの一関ICから東北道へ。さあ、静岡まで700キロあまり 激走だ!!
安達太良SA 16:35 黒磯から宇都宮まで断続的に25キロ渋滞の表示上河内SA 18:40 
さらに首都圏に向かうにつれ車が増え渋滞が続く羽生SA 20:15   
用賀を21:50 に通過海老名SA 22:10富士IC 23:25。 そして 富士のレイライン本社には23:35 着。
途中の渋滞0:30到着予想が、当初の予定通りの帰着。9時間のりっぱなし、岩手、宮城、福島、栃木、群馬、埼玉、東京、神奈川そして静岡と 1都8県を制覇、東日本縦断弾丸ツアーは全日程を終了。
皆さん、事故も無く・・・・ 何よりも、天候に恵まれ(エヘン!)、おつかれさまでした!!
********* 14,15日の間、雨もようだったものの、14日のボランティア作業中は雨が上がり、旅館にいる間は雨が降り続け、15日の毛越寺では雨があがり、中尊寺への移動中はまた土砂降り。わずか1時間たらずで雨が上がり、中尊寺見学中は傘がいらない・・・という、バス移動中は雨なのに、なぜか現地では雨が上がるという、誠に幸せなお天気でした!  誰が晴れをもたらしたかは???
*********(追)富士から藤枝まで、深夜にもかかわらずお送りいただきましたK社長、ありがとうございました。

****終わりに******
東日本大震災から1年半が経過する。 現地に赴いてみると、特に津波被災地がほとんど手づかずの状態だということが この目、この体で実感できる。被災地を見学するツアーも首都圏から出でいる。 ボランティアをするひともそうでない人も、是非ともその様子を見に行って欲しい。観光地のついでにという、観光気分でもいいと思う。 交通機関は通常なのだから、海岸地域の近くまで行ってレンタカーという手もあるでしょう。とにかく、津波というものがどういうものか、その破壊力、エネルギー・・・その残したもの あの風景を風化させないたも・・・ぜひ、現地に立って、自分の五感で体験していただきたい。

<赤いところが釜石。東日本の背骨を走りきりました>

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**ボランティア  力仕事 必需品> これに、レインコート、タオル、帽子・・・

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