お茶の静岡を探るたびツアー 臨済寺特別茶会&坐禅体験編

お茶の静岡を探るたびツアー 臨済寺特別茶会&坐禅体験編

s-14.jpg 2010年10月27日
臨済寺の特別茶会&坐禅体験は、とにかくすごかった!
『第4回 世界お茶まつり2010(静岡開催)』のPRを兼ねて造成させていただきました
レイライン企画ツアー『お茶の静岡を探るたび(10/27~10/31)』が無事に終了いたしました。
ツアーご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました! 心よりお礼申し上げます。
まずはツアー初日、10月27日。
本日は、静岡駅南口よりコースA:静岡本山茶を生んだ聖一国師生誕の地へと
コースB:岡部町の玉露名東平さんの匠の技を味わうの2本が同時に出発です。
私は、コースAの皆さんと一緒に添乗員として同行させていただきました。
お天気が心配されましたが、ツアー初日にふさわしく・・晴天。
朝、目覚めた時におてんとうさまのありがたさに思わず手をあわせてしまった私です。(笑)
お天気にも恵まれ、お客様にも恵まれて、お茶ツアーがスタート!
ここでは、初日のメインイベント『臨済寺』の様子を一部ですがご紹介させて頂きます。

『臨済寺』に入れば・・・心静かに
世界お茶まつり特別イベントである『非公開の禅寺!臨済寺での特別茶会と坐禅体験』。
この日は、臨済寺の特別イベントの初日。それも私たちコースAが1番乗りでした。
まだ人の気配がない臨済寺は、まさに静寂そのもの。
門をくぐり、青空を眺めながら本堂へ向かう階段を上っていくと不思議と背筋がピーンとなる・・・
そんな空気が漂っておりました。
本堂に入り、しばらく待合室にて修行僧・雲水さんのお茶会が整うのを待ってから“方丈席”に移動して呈茶が始まりました。
ツアー参加者の皆さん、あっちをキョロキョロ、こっちも・・と
お部屋(方丈席)のあまりの素晴らしさにため息をつきながら、普段味わえない貴重な雲水さんのお茶を頂いておりました。
参加者の方から「お茶もさることながら、お菓子もとても美味しかった」と聞いて、
すかさず雲水さんに伺ったところ、京都から直送でその日の朝、届いたものをお出ししているとのこと。
美味しさが頷けますね~。
2010臨済寺

『坐禅体験』のススメ
雲水さんの呈茶後は、坐禅堂での『坐禅体験』です。
『坐禅体験』は希望者のみの参加ですので「坐禅体験希望される方は手をあげてくださ~い」とお聞きしたところ、
イチ、ニー、サン・・9名?とその時点では、参加者は3/2程度。
それでも、滅多に入れない(通常は、修行堂として使用されているため一般の方は入れません)
『坐禅堂』ですので、参加者全員を一端『坐禅堂』にお連れしてから、見学組と坐禅組に分かれることにしていたのですが・・・
『坐禅堂』入口にて、雲水さんから説明を受け
『どうぞ、みなさんこの機会に長い時間ではありませんから、是非体験なさってください』の雲水さんの一言で・・・。
「私も参加します!」「私も!」で結局、ほぼ全員参加とあいなりました!(笑)
坐禅体験は15分ほどでしたが、体験された方が「体験して良かった~。
雲水さんに背中をバシッ!と叩いていただいた時は本当に心の邪念が飛んでいくような感じがして、身が引き締まりました。
感謝の気持ちでいっぱいです!もっと、叩いてもらいたかったくらいでしたよ~」と清々しいお顔でおっしゃっていたのが印象的でした。
私もカツ!いれてもらいたかったなぁ~。

本日のお茶会2席目は、表千家
坐禅体験後は、本日のお茶会の2席目。表千家さんによる呈茶です。
お茶会の場所も1席目とは違う場所に移動して行われました。
部屋のしつらえも静岡開催「世界お茶まつり」にふさわしく、
お軸は即中斎 筆の富士が描かれた「瑞日祥雲」があったりと・・素晴らしい品々でした。
また、茶会の始まりでは、さぞかし皆さん緊張の面持ちであったご様子で、
お茶の先生から
「皆さん、そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ~。お気軽な気持ちで・・」と緊張をほどくそんな場面もありました。
その後は、皆さんリラックスして1席目とはまた違った雰囲気を味わいながらお茶会を楽しんで頂いたようです。
また、お茶会の後は、
徳川家康が今川の人質であった幼小期(竹千代)に太原雪斎から教育を受けた場所として有名な
“竹千代の間”や歴史を忍ばせる貴重なお宝を見学するなど非公開の禅寺を十二分に堪能されておりました。
臨済寺にもっといた~い!そんな声が聞かれるほど・・皆さんすっかり臨済寺ファンになってしまったようでした。
とにかくこの場所にいるだけで気持ちが穏やかになる。そんな空間でした。
「お茶」と「禅」はやはり心静かに落ち着くものですね。

臨済寺で一緒だったコースBの方々ともここでお別れ。
A組は静岡市内の栃沢へ。B組は藤枝市岡部へ。
それぞれ、こだわりのお茶生産者に会うべく臨済寺を後にしたのでした。
みなさん、またお会いしましょ~。

『一期一会』・・・人の出会いに感謝!!