韓国ベンチャー農業大学 

韓国ベンチャー農業大学 

韓国

2010年3月1日~4日

『韓国ベンチヤー農業大学』が静岡で修学旅行?アニョハセヨ!
2001年4月、サムスン経済研究所のミン・スンギュ氏(現在・韓国農業副大臣)が中心となり、スター農業者1000人を作る。
農業の世界にも芸能人やIT企業の社長のような誰もがあこがれ、
成功した人物を育て上げ、多くの若者が農業で成功する事に夢を抱かなくては農業の未来はない。
との発想で『韓国ベンチヤー農業大学』という勉強会が立ち上がった。
ひょんなご縁から、この大学の日本(静岡)での修学旅行の受け入れを当社で担当させて頂きすでに6年。
ことし10月には日本側からの訪問の添乗を担当させていただいた私は、
現地でおあいした方々にまた再会できると、はりきって今回の担当をかってでました。

富士山静岡空港での華やかなお出迎え。
1日目
総勢40名越を乗せた大韓航空は、定刻より早く富士山静岡空港に到着しました。
到着ロビーにはこちらも40名くらいのお出迎え。
横断幕を広げ、日韓の国旗を振ってメンバーは花道を通りご集合。
久しぶりの再会を皆さんとても喜んでおりました。
まずはみんなで記念写真! ハナ・トゥル・セー(1・2・3) 貸切バスに乗り込み掛川へ。
道中は牧ノ原のお茶街道。緑の美しい茶畑をぬけていきます。ここをバスで通るのも一見の価値有りです。
『サンサンファーム』さんで1日目のお昼。
食後、お隣の高設いちご農園『赤ずきんちゃんのおもしろ農園』さんへ。
おそらく日本一おおきないちご園ではないかと言う話ですが、とにかく敷地の広さにみなさんビックリ!
高設のため、収穫期間も通常に比べ長いです。そしてベビーカーや車イスの方が優先的にいちご狩りを楽しめます。
年間5万人の来客だそうで(この様子は翌日の農業新聞に写真と一緒に掲載されておりました)。
最後はいちごの試食、う~ん甘くてアジュマシッソヨ(とてもおいしい)。
次に一行が向かったのが袋井にあります『荻原製茶』さん。なんと全員を居間にてお茶の接待。
韓国の方は荻原さんのような豪邸が日本では“当たり前”と勘違いされてはいないと思いますが、
熱のこもったお話とおいしいお茶に、皆さん満足の様子でした。そしてバスは森町へ。
韓国ベンチャー農業大学とはとてもなが~いおつきあい。町民生活センターにて榊原氏の講義。
その後、保健福祉センター『もりの湯』でリフレッシュ。
アクティ森での夕食・交流会へと続くのでした。

韓国のスター農業者は、日本の最先端農業「技術」に注目!
2日目
この日は静岡市へ。水耕栽培専門店『マルワトレーディング』さんへ。
今回のベンチャー農業大学の視察希望の一番はLEDを使用した最先端の農業。
静岡県内にもまた日本全国にも試験的に取り組んでいるところはありますが、
まだまだ実験段階で、視察もおもうにまかせませんが、若き社長様にご快諾頂き、こちらも大変勉強になりました。
最初に「もくせい会館」にて質疑応答。水耕栽培に唯々ビックリでとても不思議な感じでした。
韓国ベンチャー農業大学の方は非常に興味深く聞いており、
質疑応答の時間が長くなってしまったのを無理に終了せざる終えないこのつらさ…。でもこれが大事。
ここで長くなってしまいますとこの後の方々に迷惑をかけてしまいます。
それでも行程にいわゆる“あそび”は作ってあります。
そうしないと特に視察の場合は何かあったときに台無しになってしまいますので。
その後、実際にプラント見学へ。運転手さん狭い道を突き進んでいただき本当に有り難うございました(ここも勝負でした)。
おかげで20分は時間短縮になりました。
“百聞は一見にしかず”再び質疑が始まりましたが、やむなく出発です。
櫻井製茶
本日のお昼は焼き肉バイキングです。
キムチもあり食事もかなり進んでました。 お腹がいっぱいになったところで、次は富士宮市の『ヤマタカ櫻井製茶』さんへ。
「できるだけ長い期間お茶摘み体験をしていただきたい」との思いから、ハウスでのお茶栽培にもとりくんでおいでです。
茶畑には自家製の展望台。完成したたばかりの階段をあがり富士山の絶景が~見えれば良かったのですが…。
あいにくのお天気でとても残念でした。それでも“キムチ”とお茶の接待にはとても感激しておりました。
ブログにも載せていただき有り難うございます。  
そして本日のお泊まり『富士ミルクランド』さんへ。
到着後、天野社長より講義をしていただきました。お絵かき大会の話や、屋外にテントを張ったバーベキューの話、
そして笑顔の話のような心に響くお話に皆様、拍手喝采でした。
心に響く事に国境はないと改めて感じました。
夕食は地元野菜を使ったビュッフェスタイルで明朝にそなえ早めの就寝。
2010韓国 農業
3日目
早朝5時出発。希望者のみ参加、監督こと中島牧場へ。
貴重な貴重な乳搾りを体験させていただき、皆さんがおいしいソフトクリームをごちそうになっている間に、
私は拝んでいました。東の方を向いて。
そして奇跡はわずか10分間だけ起こりました。この4日間で唯一富士山が姿をみせてくれました。
相当恥ずかしかったのでしょう。富士のお山に感謝・感激!皆さんのカムサハムニダは届いたでしょうか?

朝食後、我が地元、富士市の高級マッシュルーム製造『長谷川農産』さんへ。
このあとTV取材があるにも係わらず、貴重なお話と見学をさせていただきました。
高級にこだわっているところに感銘を受けました。お互いにこれからも富士市を盛り上げましょう。

見学終了後、一路東京へ。
工場で思うようにファジャンシル(トイレ)へ行けなかったかと思い、東名高速に入りすぐに休憩へ。
都内に入ってからは首都高速で渋滞もありました。(この間に10回は電話してます、食事場所・首都高速道路情報などなど)
日本の小学生以上なら高さまで知っている東京タワーで中華のバイキングを早めに済ませ、
幕張メッセで行われている『FOODEX JAPAN』へ。
毎年この時期に行われている“世界の食の祭典“とでも言いますか、通常は入場料5,000円かかります。
私自身は、今年初めて中に入りました。
世界各国の食のPR、日本各地のPR、食品メーカーの新商品のPRなどなど。
いろんなブースでスイーツやラーメンや飲み物やとにかく試食・試飲が多く、この中でお腹いっぱいでした。
残念ながら写真撮影はNGだったので、写真がないのは残念です。

最後の夜は『成田ビューホテル』へ。
途中、最後の晩餐?に備えコンビニで買い出し。
夕食バイキングではソフトクリームや揚げたての天ぷらなども人気でした。
2次会?(くつろぎのスペースを貸切状態で)では視察研修の話、
地元での活動のお話など私自身にとっても貴重な交流の場になりました。  

4日目  
忘れ物の確認をしてもらいホテルを出発。成田市内のジャスコへ。個人的に日頃お世話になっております。
1時間くらいのご見学後、空港へ。
空港では忘れ物に気づいたり(こちらから伝えても忘れ物はあるものです)
最後までバタバタしてましたが、トォマンナヨ(また会いましょう)の言葉を交わして皆様無事帰路へ。

毎回のことながら、静岡県と韓国の農業交流の橋渡しをつとめられている岡本様、
(昨年日本でたったの3人だけ選出された観光交流大使のお一人)
これまでのご指導あってこその視察研修です。ありがとうございました。
ことしは、手前味噌ながら、みなさまのご協力の下、良いルートがくめたかなと思っております(社長談)。

ご協力いただきました、皆さま方には心から御礼申し上げます。
韓国ベンチャー農業大学の方々のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
私は、すっかり農業にはまりそうです。
とりあえず、ベランダに人参のへたでも植えようかな?
 アニョンヒカセヨ(さようなら)!