【パワスポ巡り!社員旅行・大坪水産株式会社様の巻 第1班】

【パワスポ巡り!社員旅行・大坪水産株式会社様の巻 第1班】

明石海峡大橋

昨年に引き続き、今年もご用命賜りました社員旅行!ありがとうございます。

昨年は、一昨年伊勢神宮へご参拝されたとのことで、元伊勢を詣でなければと天の橋立へ
そして今年は・・伊勢・元伊勢・とくればここしかありません。日本のルーツ、淡路島~!!

img029[1]

 

南北約53km、東西約22km、周囲約203km、シンガポールとほぼ同じ面積をもつこの島は、古事記や日本書紀による国生み神話の舞台です。

12000年の昔、高天原の神々がイザナギとイザナミのみことに、ここに国をつくるようにと命じ、「天の沼矛(あめのぬぼこ)」という剣を与えました。二人は、高天原に浮かぶ天の浮橋に降り立って、どろどろした海原に天の沼矛を入れてかき混ぜ、引き上げたときにポトンとおちた雫がひとつの島になった。これが日本の最初「おのころ島」といわれ、淡路島にある日本の誕生の地、つまりは日本のルーツがこの淡路島であるという神話です。

この淡路島、不思議な話がいっぱいのパワースポットだらけ。今回の社員旅行でも不思議な縁がおきるかも~という期待をこめての早朝からの出発です。

主にまぐろの加工を扱う大坪水産様。
もちろん、車内には朝からマグロのおさしみが登場。神戸までの6時間あまりを、さしみをつまみのバス宴会でスタートです。

とにかく今回は道中が長い・・高速道路も便利になったものです。天気にもめぐまれ、スムーズに神戸に到着、南京町の中華街へ・・初めて訪れた方も多かったようで、静岡県人にはおなじみの横浜の中華街とは一味違う町並みもたのしみ、「香港流広東料理」をご堪能いただきました。ちょっぴり辛目の水餃子がお酒に合ってか、あれ~あんなに車内でお飲みだったはずが、・紹興酒・・いけますねえ。バスに乗車頂き、阪神・淡路大震災記念・人と防災未来センターへ。

死者 : 6,434名、行方不明者 : 3名、負傷者 : 43,792名
もう20年もたつんですね。1995年1月17日午前5時46分

わいわいと楽しく食事をいただいたあとで大変恐縮な見学ではありましたが、映像をごらん頂き、年配の社員さんは涙ぐんで震えている方もおいででした。この施設では実際の体験者の方が語り部としてお話もしてくださいます。たくさんの学生や一般の方で、混雑しておりました。東北の震災も記憶に新しいところですが、町が壊滅的な被害にあい、そして復興していく姿は、大規模地震がささやかれるわが県民にとって、人事にはおもえません。

みなさん、真剣なまなざしでごらん頂きました。

 

さて、見学後は一路、淡路島をめざしましょう・・。

30分ほどでトンネルをぬけると橋長3,911m、中央支間長1,991mの世界最大の吊橋【明石海峡大橋】がみえてきます。大きな歓声とともに本日のぬけるような青空に真っ白な橋が映えます。橋の眺望が美しいパーキングでちょっと休憩の後、淡路一の温泉地・洲本へ到着です。個性豊かなお風呂が整い、館内の温泉はしごをたのしんで頂いたあとは、大宴会へ。
写真 908

乾杯がすんだかとおもいきやカラオケもはじまります。
写真 909
本日は2次会場も大入り満員。よるおそくまで、楽しんでいただいたようです。

おやすみなさい~。

 

さて2日目

旅館のみなさまに見送られて、まずは日本のルーツ自擬島(おのころじま)神社へ

ひきあげたときにぽとんとしずくが落ちた場所といわれていますが、淡路島の南に浮かぶ沼島がじつはおのころ島だという説もあり、だ~れも見た人はいませんから、真実はわかりません。まず、ここの鳥居の大きさにみなさんびっくり!高さ21.7m平安神宮・厳島神社とならび日本3大鳥居のひとつといわれております。ガイドさんの案内で、ご参拝。
写真 921

イザナギ・イザナミのみことが降り立った天の浮島遺跡もあります。

この神社、合格祈願や夫婦円満のお守りが多種そろっているのですが、実は願いが叶うという評判も高いのです。そして、ここでしか売っていないという鈴。巫女さんが舞うときに手に持っているあれです。神様が一番好きなおとだそうで、あの音に神様が振り返ってくださるそうですよ。

私、これだけはやめようと思っていたことを実はこの地で始めてしまいました。なにをって?ご朱印。お客様のお手伝いをしながら、そうか・・ここが最初の地だものね。スタートなんだ日本の・・・と思っているうちに・・・お願いしてしまいました。って私事で失礼しました。

さて、次は今回の旅のメインイベント・伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)へ
駐車場につきますと、誰かしら?

イザナギのみことがお出迎えです。
写真 929

 

・・てこの神社を案内くださるガイドさん、絵本を片手にまずは日本最古の神社といわれるこの神社のいわれから・・・・

古事記によると、地上におりた男神のイザナキと女神のイザナミが結婚して、淡路島、四国、隠岐、九州、壱岐、対馬、佐渡、最後に本州を生み、その後、大小の小さな島々を生んだのちに、今度は数々の神を生んだ。イザナミのみことは最後の火の神を生むとその火でやけどをおって死んでしまい、黄泉の国へ・・・さみしくてしかたがなかった男神のイザナギは黄泉の国へ会いに行き、見るなといわれたイザナミのとの約束をやぶってしまったがために、イザナミの腐りかけた体をみてしまったことからイザナミのげきりんにふれて、必死に黄泉の国から逃げてくる。そして体を洗い(禊 みそぎ)をすると27の神がうまれる。すべての神をうみおえて余生をおくったところがこの伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)といわれておりますって。すみません、かなり端折りました。
写真 923

いやあ、神話っておもしろいです。
とにかく、この神社が日本最古の神社であるとともに、実はものすご~い秘密もあるのです。

それがこれ、日本のレイライン

北緯34度32分上に伊勢神島、伊勢神宮、伊勢斎宮跡、三輪山、室生寺、長谷寺、二上神社、石上神社などと並んであり、古代の太陽信仰の現われといわれる不思議なライン
少々古いお話ですが、NHK『知れれざる古代~謎の北緯34度32分を行く』という番組でこの不思議なライン上が紹介され、西のお伊勢さんとして淡路島の伊勢久留麻神社(いせくるまじんじゃ)そして中心はイザナギ神宮。冬至 夏至のお日様の日の出日の入りが、長野諏訪大社から出雲大社~日御碕神社,伊勢神宮~海神神社,熊野那智大社~高千穂と直線でむすばれるという

(わかりにくくてごめんなさい、興味のあるかたは、こちら

とこんな不思議なお話のあとは、会社の繁栄を願い、正式ご参拝です。
拝殿に全員がおそろいで上がるとおごそかに式がはじまりました。
写真 931

祝詞のあとは、神社につたわる淡路神楽を巫女さんが舞ってくださいます。笛と太鼓の生演奏にのせて、雅でおごそかな時間が漂います。そして代表取締役の玉ぐし奉納とつづき最後に宮司様のお話を拝聴して式は終了。
宮司は静岡のご出身。当社のこともご存知で、会社にちかくによくおいでになったとか、この日のガイドさんも、社長が下見においでになったときに、偶然いあわせたそうで、やはりかみさまはちゃんとひきあわあせくださったようです。

お神酒をいただき、終了、大坪水産様に海外からの研修生もいらして、みなさんおごそかな日本儀式を楽しんでくださったようです。
樹齢900年という、二つの楠が合体しているめずらしい夫婦円満の大木にエネルギーをいただきながら、独身者はご縁を願い、既婚者は夫婦円満を願って、神社をあとにしました。

初日は震災を思い出していただきましたが、この日は、この震災の震源地、野島断層をご覧いただきました。のどかな海岸線をはしりながら、家々があたらしいことに、この辺りがいかに甚大が被害にあったか、思いをはせます。

みんな元気に平和でありますように・・。

明石海峡大橋をみわたす淡路ハイウエイオアシスで、明石の鯛めしを昼食におめしあがりいただきました。このレストラン、あなどるなから地元でも有名な料理屋さんなのです。
喜んでいただいたようでなによりでした。

淡路島ともいよいよお別れ、お買い物をして、帰路につきました。

予定通りのご帰着です。

みなさまおつかれさまでした。

ありがとうございました。