【親子旅】寸又峡温泉「翠紅苑(すいこうえん)」編

【親子旅】寸又峡温泉「翠紅苑(すいこうえん)」編

寸又峡温泉「翠紅苑(すいこうえん)」にご宿泊頂きました静岡県藤枝市在住のK様(ご家族のお母様)から旅の感想とお写真をお送りいただきました。お写真と文中のお言葉から旅を共にされた娘様とお母様が寸又峡の自然に癒され、心身ともにリラックスされたご様子が伝わってまいりました。文中では身に余るお言葉を賜りスタッフ一同心から御礼申し上げます。今後もレイライン一同“TRAVEL GIVES LIFE~旅は人に生きる喜びを与えるものです。(ゲーテ)”をひとりでも多くの方に届けられるよう日々精進してまいります。 またのご用命お待ちしております。     

 レイライン スタッフ一同

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夢の吊り橋 寸又峡への旅

私の家のすぐ近くには自然豊かな美しいところがまだまだあるに違いない。今回は母娘二人旅なのでひたすらのんびりとゆったりとストレスのない旅に出よう・・と思った。家から1時間半以内で車で行けるところ・・・ それが私たちの旅の条件だった。 「そうだ!寸又峡に行こう!」

寸又峡には 米国が本社の世界最大の旅行くちこみサイト「トリップアドバイザー」が選んだ「死ぬ迄に渡りたい世界の吊り橋トップ10」に選ばれた「夢の吊り橋」がある。 面白いものである。あまりにも近くにあるとそのような価値に気がつきにくいものなのだろうか・・・ とにかく 世界もうらやむ絶景ポイントがすぐそこにある・・に違いない。 いつもお世話になっているレイラインさんにすぐにお願いして、旅の手配をしていただいた。 旅に出る前に 旅行マップ、付近の観光スポット、ホテルの概要パンフレット等送ってくださりとても役にたった。対応がとてもやさしく、思いやりを感じて旅に出る前から何だか癒やされた。 のんびり行こう・・今回の私たちの旅のコンセプトにふさわしく家をでる時間もゆっくり・・と11時。 寸又峡に向かう山道は結構スリリングである。木々に包まれた鬱蒼とした曲がりくねった細い山道が続く。一歩間違うと危険な何かが起こりそうである。それがまた秘境感を大いに盛り上げてくれる心憎い自然の演出だとも言える。しかし心優しいレイラインさんの小松社長そしてスタッフの中西さんが「無事に寸又峡に着きますように・・・」と祈るように守ってくださっているのがわかる。 「大丈夫なんですよ。私ではなく娘の運転ですから・・」 ウィークデイの真ん中水曜日の1泊 紅葉の季節 連休も避けたのはのんびりした旅が目的だった私たちには最高の選択だった。(しかし、紅葉の季節は素晴らしく美しいという。いつか行ってみたい。)非常に人が少なかった。心配した対向車にも1台しか出会わず、全てが快適な山道だった。

1時間半も走って、寸又峡 今回泊まるホテル「翠紅苑」に到着。 素敵なホテルである。内装は和と洋が混在、大正ロマンの香りがする美しいロビー。和風庭園。今回は特別室を予約していただいた。

Go Toトラベル クーポン券の恩恵にも預かった。大変幸運な事だと思った。 お部屋に温泉が付いている。南アルプスの麓から湧き出る無色透明の天然温泉は美肌を作る泉質で「美女づくりの湯」と呼ばれている。私たちは 荷物を置いてまず、ホテル近くで昼食にお蕎麦を食べて、夢の吊り橋に向かった。お蕎麦をいただいたお店は 寸又峡の雄大な自然の中、山の中の素朴な雰囲気のお店なのだが、気さくでざっくばらんでお茶目なお店の方の対応が新鮮で魅力的。まるでテレビのワンシーンを見ているかのように楽しかった。お味は大変美味。

11月9日、ウォーキングには最高の気温だった。最初ちょっとだけ肌寒いと感じたのだが、隣を見ると娘が薄着なのに暖かそうだ。「ヒートテックを着ているので・・・」という。えっ!私もその筈なんだけれどな・・・」後で調べてみると私が着ていたのは「エアリズム」だった。(笑) 気持ちのいい山道を歩いて20分ほどして 夢の吊り橋に着く。全長90メートル、高さ8メートル、この吊り橋の美しさは 眼下に見下ろすダム湖が美しいエメラルドグリーンである事である。曇りだった1日目の湖の色は深いグリーンだった。そして 空が青く晴れ渡った2日目の湖の色は美しいブルーだった。天気によって、美しい湖の色を2度堪能した。幸運である。この湖の色の美しさは「チンダル現象」によるものなのだそうだ。

寸又峡は人の手があまり入っていない素朴で魅力的な秘境である。そこの空気はとても優しくゆったりとしている。とても気にいった。 以前、ナイアガラの滝に行った時、滝自体は雄大で素晴らしくもあるのだが、その周辺は完全に観光地化されているのには正直かなりショックを受けた。寸又峡、どうか観光地化されないでいてほしい。そのままの生き生きとした自然のまま素朴でやさしい安らぎで私たちを包み続けてほしい。 夢の吊り橋。神秘的な深いエメラルドグリーンのダム湖を眼下に、雄大な山々に抱かれながら、空中を浮遊するように夢の吊り橋を歩く。1日目。1万歩程の散歩となった。非常に癒やされた。 地産地消にこだわっているというホテルのお食事はお野菜も多く大変満足するものだった。 美味しかった。部屋の明かりを全て消し、お部屋についている庭から満点の星を眺めた。お部屋つきの温泉に入って、ゆったりと眠りについた。コロナ対策も万全で安心して泊まる事ができて本当に有り難かった。 二日目、今度は私たちは 飛龍橋へと向かった。何しろ景色が美しかった。 雄大な渓谷を目に焼き付けるために何度も立ち止まって、その景色に見入り、堪能した。 山々 木々たち 美しい水、雄大な自然に抱かれながら歩く事の癒やしは素晴らしいものがある。 その日も1万歩程歩いた。 また Shop&Café晴耕雨読はお洒落でとても居心地がよいおすすめのCaféである。 2日間、娘との二人旅。本当にゆっくりとさまざまな話を楽しんだ。 全てが心地よく、身体もこころも非常に深く癒やされた旅となった。

そうそう、寸又峡を作っている人は何だかお茶目である。公衆トイレにトイレの名前の札がかかっていたのだが、「天子の香和家(かわや)」というものであった。 また、他の公衆トイレの 女性用のおトイレのネーミングが「美女の化粧処」男性用のネーミングが「寸又の独白処(ひとりごとどころ)」である。 なかなかお洒落な機知とユーモアを感じてふふっと笑ってしまう。

また 公衆トイレの中は近代的で綺麗。世界に誇れる日本の公衆トイレの機能美と清潔さは寸又峡でも健在である。それにしても、一体誰がこんな風にトイレにネーミングし、このような山奥に美しいトイレを作ったのだろう。日本人の華麗なトイレにかける情熱は半端なく感動さえ覚えるのである。 寸又峡 夢の吊り橋。素晴らしい旅の記憶となりました。 また是非訪れたいと思います。 レイラインさん、素晴らしい旅のお手配を本当にありがとうございました。 旅をしている私たちの事をいつも気にかけてくださっているやさしさを感じ安心して旅を楽しむ事ができました。 以前イタリア旅行の旅の計画・手配等レイラインさんに全てお願いしたのですが、私たちの希望をよく聞いてくださり大変きめ細やかに 本当に真心込めて旅程を組み、対応してくださり、イタリア旅行を存分に満喫させていただきました。あの素晴らしかった旅の思い出はいつまでたっても私たちの宝物であり、とても深く感謝しています。 コロナ禍の中、私たちは細心の注意を払いながら、医療従事者への深い感謝を持ちながら、レイラインさんのような観光業界、そしてそれにまつわるお仕事をしてくださっている方たちへの深い敬意を持ちながらまた 私たち家族の旅の計画をしていきたいと思っています。 国内では これから 金沢や北海道の旅に行けたら・・と思っています。 また お世話になりたいと思います。 本当にありがとうございました。

藤枝市 在住 Kより